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おみくじ評価:吉
2016年2本目です。
【あらすじ】
30歳で仕事を辞めて落語家に転身したものの、まったく成長が見られない出船亭志ん田(松山ケンイチ)。
ある日、志ん田は師匠の志ん米(尾藤イサオ)から、スポンサーである後援会長の斉藤(三田佳子)のご機嫌を取るため、かつて一門にいた兄弟子の志ん魚(伊藤克信)を探すよう頼まれ、志ん米の娘の夕美(北川景子)と一緒に志ん魚を探すのでした。
【レビュー】
この作品は1981年公開の「の・ようなもの」の続編で、伊藤克信や尾藤イサオなど、前作の主要キャストが全く同じ役柄で演じており、森田監督の作品に出演したことがある俳優さんたちが出ているのも特徴のひとつです。
この作品の主役は松山ケンイチですが、落語の演技がとても魅力的で、「ちょいと、ちょいと」としゃべり方を聞いているだけでも思わずくすっと笑ってしまうほどで、ど根性ガエルのヒロシを彷彿とさせるキャラが見事にはまっていました。
また、結婚を発表したばかりの北川景子はデニムの短パンや29歳とは思えないくらいセクシーだったり、ロデオマシーンに乗ってる姿は、テレビではなかなかお目にかかれないので、新鮮味のある演技をしていました。



残念だった点をあえて言わせてもらうと、佐々木蔵之介や仲村トオル、鈴木京香など、森田監督の作品にかかわった俳優陣がこれでもかというほど出ていましたが、1シーンのみ友情出演的な立場で登場して驚きましたが、ワンシーンとは言わず、もっと見たかったです。とりわけ、笹野高史がキャバ嬢との合コンに志ん田を誘うシーンは笑えました。
ハリウッドのような大掛かりな演出やアクションがあるわけでもなく、かといって、つまらない映画でもない・・・。
そんな映画ではありますが、志ん田の誕生日を風呂場でケーキを出し、ケーキの上がローソクではなく線香だったり、所々で笑えるシーンがありました。
落語といったら笑点でしか見たことがありませんが、実際に寄席を見に行ってみたいなと思える作品でした。
【最後に余談】
伊藤克信を見ると、ズームイン朝のプロ野球情報を思い出してしまうのは僕だけでしょうか(笑)
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