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おみくじ評価:吉
2015年27本目(26本目)です。
【あらすじ】
小田急線の特急ロマンスカーでアテンダントとして働く北條鉢子(大島優子)はある日、映画プロデューサーを名乗る乗客の桜庭(大倉孝二)に、音信不通の母親の頼子(西牟田恵)からの手紙を読まれ、激怒。
すると、手紙の内容から、自殺をするかもしれないと察した桜庭は箱根でレンタカーを借り、鉢子と共に母親探しを行うのでした。
【良かった点】
・鉢子と桜庭の凸凹コンビと言いますか、会話のやりとりが笑えて、桜庭のボケに「おい、オッサン!」と突っ込みを入れる場面は漫才を見ているようで面白かったです。母親探しではなく、いつの間にか漫才ツアーになっていました。
・大倉孝二のヘタレキャラが非常にマッチしており、「うぉっ!これマジ美味い!!」という食事のシーンや、箱根のきれいな景色に驚くリアクションもわざとらしく見えるんですが、「あー、こういう無駄にテンションの高いおっさんっているよなぁ」と思いつつ、それが大倉孝二のらしさが出ていました。
・仕事でコーヒーをこぼして乗客とトラブルになってミスを連発し、解雇になるかもしれないと脅される同僚の久保ちゃん(野嵜好美)のおどおどした演技が面白く、もっと長く見たくなるほどでした。



【残念だった点】
・鉢子の恋人役で、主要キャストとして窪田正孝も入っていますが、ワンシーンのみだったのが残念です。ワンシーンだけなら、窪田正孝じゃなくても良かったような気がします・・・。
・ロマンスカーを愛用して実際の乗務員の接客応対も知っているせいか、姿は様になってるんですけど、「○○はいかがでしょうか?」という車内販売も雑に聞こえてしまったのが残念です。もっと訓練をして乗務員になりきってほしかったです。
・冒頭で桜庭が車内販売をしてるワゴンからお菓子を取り出して鉢子に万引き犯と疑われますが、警察に通報されてもおかしくない行為なのに、駅長はが穏便に済まそうとしてるシーンはリアルに欠けていました。
実際に万引き犯になれば、この作品のストーリーが成り立たなくなってしまいますが、この映画を見ると「小田急は防犯が甘い」と思われかねないので、万引きではなく、桜庭が鉢子にナンパをするという設定だったら、余計に怪しい男に思えて楽しめたのではないでしょうか。



「大島優子と言えば、元AKBのセンター」という固定観念が僕の中にはありましたが、この作品にはアイドル時代の面影はなく、乗務員には完全になりきっていなかったものの、一人の女優として見ることができ、どこにでもいそうなOLを演じていました。
ただ、出演者が少なく、物事が淡々と進んでいるせいか、母親探しは不発に終わり、大島優子前手で鑑賞した人には楽しめたかもしれませんが、箱根や小田急線沿いにゆかりのない人にはやや退屈に感じるかもしれません。
【最後に余談】
半年ぶりにブログを更新しました。
これからも更新頻度は遅くなるかもしれませんが、何卒よろしくお願いします!!!
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おっしゃるように、「出演者が少なく、物事が淡々と進んでい」て、全体として小振りな感じの作品で、もっと大振りな映画で活躍する大島優子を見たいものだなと思ったところです。
ただご指摘の点は私も感じたところでした。だいぶ女優としてらしくなってきましたが、小さい演技に磨きをもっとかけてほしいですね。
TBやってみます。