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おみくじ評価:吉
2015年11本目です。
【あらすじ】
子供がなかなかできずに悩んでいたパン屋夫婦(ジェームズ・コーデン、エミリー・ブラント)のもとに謎の魔女(メリル・ストリープ)が出現。
子供ができないのは自分が呪いをかけているからだと説明する魔女は、指定した4つのアイテムを3日以内に見つければ呪いを解くと約束。
パン屋の夫婦は子どもを授かりたいという一心で、魔女の要求に応えるべく森に足を踏み入れてアイテムを探すものの、そこにはあらゆる困難が待ち構えていたのでした。
【レビュー】
原作未読で、おとぎ話もうろ覚えの状態で見ましたが、「8時だよ、全員集合」のディズニー版といえばわかりやすいでしょうか(笑)
赤ずきん、シンデレラ、ラプンツェル、ジャックと豆の木と、誰もが知っているおとぎ話がコラボした作品になっているので、興味がありましたが、プロスポーツのチームが有名な選手をあちこちから補強してもなかなか勝てない時があるように、どんな名作を合わせても面白くなるとは限らないんだなと実感しました。



<良かった点>
魔女の呪いを解きたければ、「ミルクのように白い牛」(ジャックと豆の木)、「血のように赤いずきん」(赤ずきん)、「トウモロコシのように黄色い髪」(ラプンツェル)、「金色に輝く靴」(シンデレラ)を3日間で探さなければならず、パン屋夫妻の話を中心に各おとぎ話の主人公達が森林内でストーリーを展開させる内容になっており、本当に見つけられるのかな、見つけても本当に子供ができるのかな?と期待しながら、最初は鑑賞できました。
台詞のほとんどが歌になっているので、リズム・テンポよく映画を見られましたし、ミュージカル映画ということで、各出演者の歌唱力は抜群でした。
とりわけ、赤ずきん役のリラ・クロフォードの歌声はとてもチャーミングで、聞き応えがありました。
<疑問点>
森林を舞台に、色んな童話の主人公とストーリーを結びつけるという発想は斬新でいいと思いますが、いかんせん、足場の悪い森林の中なので、踊りがほとんどなかったのは残念でした。
確かに、歌は聞き応えがあるのですが、「ハイスクール・ミュージカル」や「マンマミーア!」のような、おー!!!と思わせるほどではありませんでした。
狼役のジョニー・デップがあたかも主要キャストのように宣伝していますが、彼の登場は赤ずきんのくだりのほんの数分と、友情出演のような扱いだったので、ジョニデ目当ての人には物足りなさ拍子抜けする人もいるかもしれません。正直、狼役は誰でも良かったのではないでしょうか?



パン屋夫婦はシンデレラ、赤ずきん、ジャックと豆の木、ラプンツェルとそれぞれ出会い、牛が途中で死んだり、森で遭難しそうになったりと、紆余曲折しながらも見事に4つのアイテムを獲得しましたが、パン屋の妻が一瞬にして妊娠6ヶ月くらいの体型になったり、牛がシンデレラの靴をいとも簡単に食べたときには思わず失笑してしまいました。
また、自分はアイテムに触れられないからアイテム探しを手伝えないと言いながらも、ラプンツェルの長髪をロープ代わりにして帰宅している姿を見てると、本当は触れるのでは??と思いましたが、ラプンツェルの髪ではアイテムとして反応せず、トウモロコシのヒゲで呪いが解けたということは、もともとラプンツェルの髪はアイテムの対象外だったということでしょうか?
僕にとってミュージカルというのは、方程式にするとしたら「歌×踊り=ミュージカル」だと思っているので、どちらか数値がゼロに近いと、その分、映画のスケールや魅力が下がると思うんですよね。
ディズニーのキャラクターが好きという方なら、そこそこ楽しめるかもしれませんが、僕のようにミュージカル映画目当てで鑑賞しようと考えている方には、物足りない内容でした。
色んな話を詰め込みすぎた感は否めませんが、僕はミュージカル映画が好きなので、もっと踊りのシーンを盛り込めていれば、中吉の評価になっていたかもしれませんね。
【最後に余談】
実は、アナ・ケンドリックを目当てで鑑賞した部分もあります(笑)
トワイライト・シリーズでは「チョイ役」だった彼女ですが、この作品では歌唱力と演技力がたくさん見れて嬉しかったです(笑)
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ちょっと残念な作品でした。
こちらからもTBお願いします。
やっぱり、ミュージカルは踊りもないとだめですよねぇ・・・。
ハッピーエンドで終わらせても良いような気もしましたが、それだとありきたりですかね(笑)
またTBしますね〜!