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おみくじ評価:大吉
2015年3本目です。
【あらすじ】
県大会決勝の前日に部員の不祥事により、甲子園の夢を断たれた川越学院高校。
ある日、不祥事を起こした部員の娘の美枝(波瑠)が当時の主将・坂町晴彦(中井貴一)の自宅を訪問。
東日本大震災で父が亡くなった後、出さずに保管されていた年賀状で坂町の住所を知ったという美枝は、かつての球児が集うマスターズ甲子園の予選の出場に坂町を誘うのでした。
【レビュー】
こんなに涙したのはいつ以来だろう・・・。
上映後には、そうつぶやいてしまうほど感動できました。
前回見た「バンクーバーの朝日」同様、野球好きには楽しめる作品ですが、野球にさほど興味を持てなくても、若い年代に何かに夢中になったことがある人なら、出演者の気持ちに共感できるのではないでしょうか。



マスターズ甲子園は通常の野球とは違ったルールがあります。
具体的には、
@試合は原則90分以内。ただし、攻撃中の場合はそのイニングが終わるまで続行。
A4回以降は35歳以上の選手しか出場できない。
Bベンチ登録者全員を出場させなければならない。
などなど、参加者に少しでもいい思い出を残してもらえるようにという設定があるのが特徴です。
試合終了後には、家族や大切な人と甲子園のグラウンド内でキャッチボールができるんですが、坂町と絶縁状態だった娘の沙奈美(門脇麦)が笑顔でキャッチボールをするシーンに、恥ずかしながらも泣いてしまいました。
父親を忘れるために、打ち込んでいたソフトボールを辞めた娘とこのシーンで仲良くなり、坂町に対して「よかったね、うんうん」と感情移入ができました。
キャスティングもすごくマッチしており、故郷の秋田で草野球チームに入っているという柳葉敏郎は、本格的に野球をやっていたんじゃないかと思うほどダイナミック投球フォームでしたし、三塁手の中井貴一のダイビングキャッチも見事でした!
欲を言うならば、高校野球の応援風景やサイレンの物まねをしている柳沢慎吾も「元気者の補欠部員」として出てほしかったですね。
そうすれば、感動と笑いのバランスが上手に取れて、より一層楽しめる作品に仕上がっていたと思います(笑)



また、序盤に坂町が当時のエースの高橋(柳葉敏郎)と「てめー!この野郎」と胸ぐらをつかんで取っ組み合いのけんかをするシーンがあったんですが、温厚で優しい役柄が多い中井貴一が言葉を荒げる台詞にはビックリし、思わず笑ってしまいました・・・。
個人的には試合だけでなく、練習風景ももっと映してほしかったです。
50近い中年男性が高校時代のように体を動かすのは、もちろんできませんが、一生懸命に練習してる姿を見せれば、中高年の方に「よし!自分もがんばろう!」と、更にいい刺激を与えられたのではないでしょうか。
96.3%という満足度も納得の内容になっていました!
この作品をきっかけに久々にOBで集まって、マスターズ甲子園にエントリーするチームが増えるといいですね。
【最後に余談】
捕手の山下(村木仁)が居酒屋で「おれはコントロールよりも今はコレステロールが気になる」と言っていましたが、今の現役の球児も何十年後かにはそういう親父ギャグを言うんでしょうね(笑)
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やっぱり甲子園には甲子園でしか味わえない魅力がふんだんに詰まってますからね。
※相互リンクの件ですが、こちらこそよろしくお願い致します。
高校球児のあこがれの舞台で、ロケが出来る出演者はうらやましいですよね!!
相互リンクの件、ありがとうございました!
早速、貼らせていただきましたー!!