誰かが私にキスをした


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誰かが私にキスをしたオフィシャルムービーガイド 2010年 04月号 [雑誌]

おみくじ評価:小吉

2010年24本目(23作品)です。

【あらすじ】
アメリカンスクールに通う女子高生のナオミ(堀北真希)は、落としかけたカメラを取ろうとして、階段から真っ逆さまに転げ落ち、過去4年間の記憶を喪失。
やがて退院し、アメリカンスクールに戻ったナオミは、親友のミライ(手越祐也)や、恋人だったエース(アントン・イェルチン)から過去の自分のことを聞き、違和感を覚えながらも、新たな生活を再開。
そんなある日、病院まで付き添ってくれた上級生のユウジ(松山ケンイチ)と再会し、ナオミは陰の噂があるユウジに徐々に惹かれていくのでした。

【レビュー】
この作品は、世代によって評価が大きく変わると思います。
現在恋愛中の10代や、かつて忘れられない恋愛を経験したことのある方であれば、ヒロインのナオミの揺らぐ気持ちが分かるかもしれません。
ただ、学生を終え、社会人になっている20代以上の方には、ベタな展開についていけず、不発に感じてしまうかもしれません。

物語は淡々と進行していき、ユウジと別れて、最終的には気持ちがあっさりとミライへと向かい、いつから本格的に好きになったのかなど、具体的なエピソードが含まれておらず、一つ一つのシーンの切り替わりがあまりにも唐突でした。
まるで、作品自体が思い出作りのイヤーブックに感じてしまうほど完成度が低く、「何でそうなったんだ」と経緯が読みづらく、戸惑ってしまう場面が多かったです。

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そもそも、製作者側は、なぜこの作品のタイトルを「ナクシタキオク」から「誰かが私にキスをした」に変更したのでしょうか。

変更後のタイトルだけ見ると、失った4年間の記憶を取り戻しつつ、ナオミが誰とキスをしたのが分かるという展開を考えてしまいましたが、いつの間にか何もなかったかのように記憶は全て甦っており、過去のシーンは前半だけでした。
その後のストーリーの軸は「未来」へと変わっていくため、物語の内容とタイトルがうまくマッチしていないように感じます。
個人的には、変更前の「ナクシタキオク」の方がストーリーの内容に合致していたと思います。

また、映像技術にしても、ロサンゼルスの砂浜でユウジとナオミが会話するシーンや、バイクで2人乗りをしているシーンは合成っぽく見えて不自然でした。
そういった細かい構成や技術にも手を回さないと、面白いものも面白く感じず、興ざめする一方なので、CGであるならば、もっと実像に近づけてほしかったですね。

Wikipediaによると、本来はアメリカで撮影する予定が「日本を舞台にし、文化のぶつかり合いも絡んだ深みのある物語になって面白くなる」という監督の意向で、日本の映画会社に企画を持ち込んだということですが、文化のぶつかり合いどころか、深みのある物語にはなっておらず、4〜5割は英語のセリフだったとはいえ、アメリカンスクールを舞台にする必要性も感じられませんでした。

せめて、舞台を海外の大学にするか、もしくは出演者全員を日本人にして、大学のサークル仲間同士での四角関係という設定の方が、しっくりときたのではないでしょうか。

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もし、アメリカンスクールにこだわりたかったのであれば、他の外国人共演者のセリフを多く盛り込むべきでした。
エース役のアントン・イェルチンは、ナオミの元カレの割にセリフが少ないため、存在感が薄く、ハリウッド作品にも出演している成長株だけに、「チョイ役」の扱いは非常にもったいない気がしました。

日本人の出演者に関しては、「吹き替えを使ってるのでは」と疑いたくなるほど、流ちょうな堀北真希の英語力や、悪役のイメージが強い渡部篤郎の「娘思い」の良いパパ役はとても新鮮で、良い味を出しており、評価できます。

しかし、ミライ役の手越祐也のセリフがどうしても棒読みに聞こえてしまい、それが経験不足なのか、不自然なセリフでしゃべるようなキャラ設定なのか、どちらは分かりませんが、いずれにしても、他の共演者と比較をしても違和感を拭えませんでした。

映像技術にしろ、結末にしろ、「ナオミは結局、誰が好きなんだろうか」と中途半端な印象が否めず、終始、首をかしげてしまう124分間でした。
実績のある出演者が中心で期待していただけに、非常に残念でなりませんでした…。

<最後に余談>
@見た後に気づいたんですが、この作品の主題歌「キミがいるから」を歌っているKyleeも、クラスメートのウィニー役で出演しているそうですね。

A堀北真希のヘアスタイルは、ロングよりも短い方がやっぱり可愛い(笑)

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この記事へのコメント
どうもね〜。
私もダメです。はっきりつまらなかったと言えます。
というか、この作品の何を面白いと感じられるのかな。
確かにぶつかり合いどころじゃない、というか正確には
ぶつかり合って悪い方向に出ちゃってます。
こんなんなら素直にアメリカで全部とればよかったのに。
Posted by KLY at 2010年04月04日 02:56
後で気付いたんですけど、ユウジが訪れたモンローの墓地とイヤーブックって重なっているんでしょうね。やっぱりナオミはNo meでもうこの世にいないんでしょうね。思い出の写真にしか。3人がなぜ不自然なのか、それ以外解釈しようがないというか。でも伝わりにくかったです。
Posted by 佐藤秀 at 2010年04月05日 14:31
車やバイクでの合成シーン等を観ると予算不足がうかがえるし、単館上映のほうが良かったのでは…と思いましたが、全体的にはティーンエイジャーならではのわがままで身勝手な4人の発言や行動が可愛いらしく微笑ましかったです。
また、舞台となるアメリカンスクールも日本でありながら独特の雰囲気があって魅力を感じました。
ナオミの父親の船上での言葉も本当に良かった。
これからの4人の未来に頑張って!と応援したいです。
Posted by モンタ at 2010年04月07日 17:25
モンタさん、こんにちは。
コメントありがとうございます!

渡部篤郎のいい父親を演じていたと思いますが、それ以外はちょっと感情移入ができませんでした。
アメリカンスクールも独特な雰囲気ではありましたが、海外の大学でもよかったかなと思いますね。

またコメントくださいね〜!
Posted by ミスシネ at 2010年04月08日 15:35
堀北真希ちゃんは可愛かったですね。
今まで特に好きな女優さんじゃなかったのですが、これは可愛いな!って思いました。
ショートヘアの方が素敵でしたね♪

ストーリーは全体に中途半端で・・
どうにも入り込めず苦労しました。アメリカ人俳優でハリウッド映画の方が良かったんじゃ・・という気が。
Posted by hito at 2010年04月09日 09:02
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