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おみくじ評価:小吉
2010年14本目です。
【あらすじ】
人間関係がうまくいかず、周囲に溶け込むためにわざと失態を犯し、笑いを取り続けている葉蔵(生田斗真)。
高校生になった葉蔵は、遊び人の堀木(伊勢谷友介)や詩人の中原中也(森田剛)と出会い、酒や女に溺れる生活をする毎日。
やがて、精神的に追い詰められていく葉蔵は、カフェの女給・常子(寺島しのぶ)と鎌倉の海で心中を図るのでした。
【レビュー】
この映画を見て感じたこと…
それは、
お酒も女もほどほどに。
ということですね。
主演の生田斗真は堕落していく人間をきちんと演じきっており、ジャニーズ所属であることを忘れてしまうくらいの演技をしていたと思います。
まず、薬剤師の寿(室井滋)の薬局を訪ねては、薬をくれと、キスをしてお願いするシーンには仰天しました。
まさかキスをするとは思いませんでしたし、「ファンが嫉妬をしてしまうのでは…」と心配になるほど強烈なインパクトがありましたからね。
「魔王」や「ハチミツとクローバー」など出演ドラマでは見られなかった生田斗真の大胆な演技をこの作品で目にできたのは大きな収穫だったと思います。
次に、薬中毒の影響で、津軽で静養する葉蔵の面倒をみる鉄(三田佳子)とのシーンですが、次第に母親のように見え、同じ布団で寝るシーンのあとに、葉蔵が全裸で丸くなっている姿も、まるでお腹の中にいる胎児のようで、これまた強烈なインパクトを醸し出していました。
ただ、実年齢68歳の三田佳子と全裸でいる25歳の生田斗真のツーショットは怪しくもあり、不気味な感じでしたね…。
この作品は、オムニバス形式のように、ストーリーは淡々と進行していきますが、葉蔵が色んな女性にもてはやされ、徐々に女に溺れていくわりには、一人一人の女性と接する時間が短く、ただ女性との出会いを羅列しているようにしか見えませんでした。
その典型として、常子と葉蔵が彼女と葉藏が鎌倉の海で自殺を図るシーンと、葉蔵と良子(石原さとみ)の関係です。
常子と葉蔵が心中を図るほど親密な関係がこの作品では描かれていなかったため、唐突な感じがしました。
また、酒に溺れる日々の葉蔵が、たばこ売りの良子となぜ親しいのか、そして結婚に至るまでの経緯が全く描かれておらず、クエスチョンマークの連続でした。
スナックの律子(大楠道代)から始まり、カフェ勤務の常子(寺島しのぶ)、礼子(坂井真紀)、子持ちの静子(小池栄子)、良子、薬剤師の寿、鉄と、葉蔵は様々な女性と出会いますが、個人的には、葉蔵と出会う女性を少なくして、それぞれの女性とのシーンをもっと長くしてほしかったですね。
そうすれば、葉蔵の堕落した姿がより具体化され、それぞれの話の繋がりも分かりやすかったのではないでしょうか。
文芸作品を苦手のジャンルとしている僕にとっては、今ひとつ感情移入ができませんでした。事前に原作を読んでおけばよかったなと、後悔しました…。
また、他の方のレビューを拝見すると、「あのシーンにはこういう意味もあったのか」とか、「こういう背景があったんだな」と太宰作品に入り込む子ができるそうで、原作を読んだ人とそうでない人によって評価が分かれる作品になるかも知れません。
これから見ようと思っている方は、事前に原作を読んでから鑑賞していただくことをオススメします。
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ま、豪華な女優陣の見事な演技に魅了されたのですが、それだけだったかなぁと思います。
ネットニュースか何かで、「生田斗真が大女優と…!?」な記事の意味を、寿&鉄と葉蔵のシーンで理解しました。
寿に迫るシーンは、「生田くんならでは!」だと思いました(もし太宰があのビジュアルで迫ってきたら…私は、逃げます:笑)。
女性との関係性もですが、せっかく中原中也とか文豪・詩人達が登場するのだから、文芸的な男同士の語らいのシーンも、もっとあれば深みが増すのでは?と思いました。
斗真君、これからが楽しみな俳優さんです♪。
こんにちは。
久しぶりに僕のブログにコメントしていただきありがとうございます。
ひとりひとりのシーンが短かったので、豪華な女優陣ではありましたが、上手く活かしきれてない印象を持ちましたね。
「ヴィヨンの妻」同様、僕には文芸作品は合わないのかもしれません…。
◆みぃみさん
コメントありがとうございます!
>中原中也とか文豪・詩人達が登場するのだから、文芸的な男同士の語らいのシーンも、もっとあれば深みが増すのでは?と思いました。
確かにそうですね。
男とは堀木くらいとしか接していませんからね。
中原中也との絡みがもう少しあってもよかったかもしれませんよね。
そして、リンクのお話も。とっても嬉しかったです(^^)。
さっそく、貼らせていただきました。
よろしくお願いします♪。