BANDAGE バンデイジ


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おみくじ評価:小吉

2010年8本目です。

【あらすじ】
1990年代。
たくさんデビューしては消えていくバンドブームの中、家庭の事情で高校を中退する友達のミハル(杏)からLANDSというバンドのCDをもらったことをきっかけに、ファンになるアサコ(北乃きい)。
ライブのチケットを手にし、LANDSの楽屋に忍び込んだアサコは、メンバーたちと出会い、ボーカルのナツ(赤西仁)に徐々に気に入られ、次第にLANDSに深く関わっていき、やがてアサコはLANDSのマネージャーとしてバンドを支えていくのでした。

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【レビュー】
赤西仁の演技は良く、意地っ張りでやや傲慢なチャラチャラしたキャラクターはピッタリだったと思いますし、アルミ役の柴本幸も「てめぇは甘いんだよ!」などと、普段からは想像もつかないような荒い口調を発した演技が新鮮だったので、キャスティング自体はよかったと思います。

ただ、音楽プロデューサーとして名を馳せている小林武史が、映画の監督ということで興味がありましたが、音楽の監督としては素晴らしいものの、カメラワークやシーンの移り変わりなどを見ていると、映画監督としてはいまひとつな印象を受けました。

確かに、音楽プロデューサーである小林武史だからこそ、描けたであろう音楽レコード業界のアーティスト発掘やビジネスの実態は現実的で、音楽の仕事とは無縁の僕にとっては、「やっぱり難しいんだね」と感慨深い気持ちになりました。

しかし、これをいうと、ファンの方から反感を買ってしまうかもしれませんが、この作品ではバンドの演奏が多くないうえ、ライブハウスの観客のエキストラにも「やらされてる感」が、見ている側からも伝わるほど覇気がなく、

さらに、致命的なのは、
KAT-TUNではそれほど感じない赤西仁の歌唱力不足が、この作品では如実に表れていることです…。

昨年10月公開の「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」では、肩を動かしたり、足でリズムを踏むなど、ノリノリになってライブ感覚で楽しめましたが、この作品のライブのシーンに関しては、とてもリズムには乗れませんでした。
終盤に高校時代の友達だったミハルが「ハッピーズ」というグループ名でライブ演奏を披露しますが、そっちの方が聞き応えがありましたね(笑)

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しかし、これに関しては、作品の構成にも問題があり、昨年7月公開の「アマルフィ 女神の報酬」のように、音楽が途中でブチッと電源が切れたかのように、いきなり次のシーンに進んでいるため、「二十歳の戦争」や「BANDAGE」など、フルコーラスで聞くと良い楽曲なのに、それが伝わらないのは大きなマイナスだったと思います。

ハッピーズがスタジオでレコーディングをした際、偶然にもアサコとLANDSの元マネージャーのユカリ(伊藤歩)が偶然再会し、ユカリは別室でナツがレコーディングをしていることをアサコに伝え、そこで「二十歳の戦争」を強制的とも取れるような感じで区切り、エンドロールになったシーンがその典型です。
「NANA」のように、もう少しバンドの要素を入れて、切りのいいところで次のシーンに進んでも良かったのではないでしょうか。

かつてバンドを組み、ライブハウスやストリートで演奏を披露したり、本気でCDデビューを目指して頑張ったことのある人は、「自分も昔はこんなことしてたなぁ」などと、懐かしむことができるかもしれませんが、音楽映画として見た場合は物足りなさを感じるかもしれません。

起承転結がしっかりとせず、「□ヵ月後」や「□年後」などというテロップも多く使っており、話が急に展開しているため、ストーリーや展開など全体的に焦点がピンボケをしていた印象が否めませんでした。

この作品は脚本が岩井俊二ということですが、彼が脚本と監督を兼任して、小林武史は音楽担当に専念して作成した方がまとまりのある作品になったのではないでしょうか。

<最後に余談>
どこにでもいるような普通の高校生を演じてた北乃きいですが、おたふく風邪で寝込んでいたユカリに水を直接飲ませるのではなく、口移しで飲ませるシーンでにおいては、ちょっと驚きましたね(笑)

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