サヨナライツカ(試写会)


[サヨナライツカ] ブログ村キーワード

↓ワンクリックの応援お願いします↓
にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン

サヨナライツカ.jpg

おみくじ評価:小吉

2010年5本目です。

【あらすじ】
1975年。
航空会社で働き、好青年というあだ名を持つ東垣内豊(西島秀俊)は、婚約者の光子(石田ゆり子)を日本に残し、3ヶ月の期間限定でタイのバンコク支社に赴任。
会社の仲間同士で婚約の祝杯をしていた席で、豊はお金・美貌・愛に何不自由なく、高級ホテルのスイートルームで暮らしている真中沓子(中山美穂)と出会い、数日後、沓子はアポなしで豊のアパートを訪問。
二人は互いに惹かれ合い、灼熱のバンコクで激しく体を重ね合わせる日々を送るものの、「自分の将来を優先したい」と豊は沓子に別れを告げ、日本にいる光子と結婚。
そして、25年後。再び仕事でバンコクに来ていた豊は、オリエンタルホテルで沓子と運命の再会をするのでした。

【レビュー】
試写会の招待券が「今夜は愛妻家」に続き、当選したため、1月23日の公開に先駆けて、神保町の一ツ橋ホールで行われた試写会に行ってきました。

中山美穂にとって12年ぶりの主演映画ということですが、一言で言うならば、

中山美穂による中山美穂のための作品

といったところでしょうか。

今作の中山美穂は、思わずドキッとしてしまうような大胆な衣装が多かったため、WANDSとコラボレートしたミリオンヒット・シングル「世界中の誰よりきっと」や、木村拓哉と共演したドラマ「眠れる森」のイメージしかない僕にとっては、今までの印象がガラリと変わる役柄でした。
また、序盤の性描写は、アダルトビデオかと思うくらい激しく、口をポカーンと開けて見てしまうほど濃厚で、ただただビックリでしたね(笑)

1.jpg  2.jpg  3.jpg   

豊の婚約祝いで豊と知り合った沓子が、初対面で豊を気に入り、何の前触れもなく、アパートを訪れますが、豊には婚約者がいることを知っていながら、いきなりパンティを脱いで誘惑するという行動は、発情期のメスのようで、「獲った獲物は逃がさない」という感じのいわゆる「肉食系中年女子」を中山美穂は上手に演じていました。

人は恋をすると、性格や行動パターンが変わるといいますが、最初は「私は男に愛されて当然なんだ」と言わんばかりの女王様状態だった沓子が、豊のことを真剣に愛するようになる姿は、まさにその典型ではないでしょうか。

ただ、豊に関して言わせると、いきなりアパートに来ているのに、「何しに来たんですか?」とも言わず、「婚約しているから、そういうのは困る」などと抵抗すべきなのに、お互い無言で体を重ね合わせるという展開はあまりにも唐突だったような気がしますね。
それとも、沓子のあまりの美貌に酔いしれてしまったということなのでしょうか…。
同じ男としては、「おいおい、何やってんだ!しっかりしろ!」と突っ込みたくなるほどでした(笑)

電話越しで、豊の様子が変であることを察知した婚約者の光子は、タイへ行き、沓子が暮らしているオリエンタルホテルにやってきます。
婚約者に愛人がいれば、普通なら、頬を叩いたり、昼ドラっぽく感情的になるのに、一緒に船に乗っって記念写真を撮るなど、お人好しにも思えましたが、感情的にならなかったのは、豊をそれだけ愛しているという愛情の裏返しではないでしょうか。
このシーンでは、光子の器の大きさを感じさせてくれました。

対する沓子は、光子の言葉をただ聞いているだけで何も返答せず、「豊さんがあなたに一度でも愛していると言ったことがありますか?」という光子のとどめのセリフもただ、シーツを強く握って感情を抑えるだけでしたが、これを見ると、豊を本気で愛したことで、普通の乙女になってしまったような気がしました。

4.jpg  5.jpg  6.jpg  

豊は沓子が「私のこと、愛してる?」と聞いても、無視し続け、最終的には光子に空港で「愛してる」と言って一緒に帰国をし、一気に25年後へと展開していくのですが、25年後以降の話がプラスアルファ程度でいいのに、比較的長く、中だるみしてしまうため、一気に興ざめしてしまいました。

まず、共演者の25年後の特殊メイクが拍子抜けするほど中途半端でした。
豊は白髪を加えた程度で、沓子に関しては、ほとんど手をつけていない状態で、とても25年が経過した姿とは思えませんでした。

25年という期間は、幼児が三十路を迎える歳月に等しいわけですから、
しっかりと特殊メイクを仕上げるべきですし、それができないのであれば、俳優を変えたり、設定を10年後や15年後にするなど、空白期間を短縮するべきだったのではないでしょうか。

また、豊が自分の子供のアパートに訪ねていくと、急に不良になっていて、更には父親としての行動を全否定され、ライブハウスで演奏しているシーンは抽象的で意味が分からず、不要だったと思います。

沓子がどうして不自由なく高級ホテルを常用できたのか、どうしてタイに住んでいて、恋愛に飢えているのかなど、最後まで沓子が一体何者だったのかが明らかにされなかったことも、大きなマイナス要素です。
それが分かっていれば、沓子に少しは感情移入が出来たかもしれませんが、せっかくとんとん拍子で、展開していただけに、25年後のトーンダウンが非常に残念でなりません。

最新映画ネタバレ・批評レビュー! TOPページへ>>
ブログランキングに参加中です。
↓応援のワンクリックをお願いします↓

にほんブログ村 映画ブログへ blogram投票ボタン


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

サヨナライツカ / Sayonara Itsuka
Excerpt: {/hikari_blue/}{/heratss_blue/}ランキングクリックしてね{/heratss_blue/}{/hikari_blue/} ←please click 「私の頭の中の消..
Weblog: 我想一個人映画美的女人blog
Tracked: 2010-02-04 21:08

サヨナライツカ
Excerpt: 実際それほど(というかかなり)期待しずに観に行った(天邪鬼的に)。その甲斐あってか(苦笑)細かいところの多くのところ(演技、シチュエーション、シーンの繋ぎの悪さ、タイの描き方、物語の展開、・・・・)に..
Weblog: しぇんて的風来坊ブログ
Tracked: 2010-02-07 23:31

本「サヨナライツカ」
Excerpt: 「サヨナライツカ」著者:辻仁成(幻冬舎文庫) たまたま来春映画公開の帯が眼に止まり、辻仁成の「サヨナライツカ」を読みました。確かかなり前のイツカにも映画化の噂を聞いた
Weblog: cochi の blog
Tracked: 2010-02-08 19:06

映画『サヨナライツカ』(お薦め度★★)
Excerpt: 監督、イ=ジェハン。脚本、イ=ジェハン、イ=シンホ、イ=マニ。原作、辻仁成『サヨ
Weblog: erabu
Tracked: 2010-02-08 19:45

「サヨナライツカ」
Excerpt:  辻仁成の同名小説を私の頭の中の消しゴム」のイ・ジェハン監督が映画化。 話題は何
Weblog: みんなシネマいいのに!
Tracked: 2010-02-08 19:47

サヨナライツカ
Excerpt: クリスマスの夜はよみうりホールで「サヨナライツカ」を観た。 有楽町に早く着き、TOHOシネマズ日劇に、「アバター」の予約をしに寄った。 元旦の予約を取ろうと思ったのだが、予約は二日前からだそうだ。..
Weblog: あーうぃ だにぇっと
Tracked: 2010-02-08 21:51

試写会「サヨナライツカ」
Excerpt: 今日は仕事帰りに、なかのZEROホールへ中山美穂のなんと12年ぶりの主演映画「サヨナライツカ」の試写会に行ってきました隠れ中山美穂ファンとしては、超期待作ですとにかく、いまだ健在の美しさでしたとてもア..
Weblog: 流れ流れて八丈島
Tracked: 2010-02-08 21:58

サヨナライツカ
Excerpt: 主演、中山美穂。 原作は夫の辻仁成さん。 監督が何故か私の頭の中の消しゴムのイ・ジェハン 韓流じゃなくて良かったのでは? 伝えたい...
Weblog: 単館系
Tracked: 2010-02-08 22:47

○『サヨナライツカ』○ ※映画と原作のネタバレ有
Excerpt: 2009年:韓国映画、イ・ジェハン監督、辻仁成原作、中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、加藤雅也、マギー出演。
Weblog: 〜青いそよ風が吹く街角〜
Tracked: 2010-02-08 23:01

「サヨナライツカ」
Excerpt: 「サヨナライツカ」ユナイテッドンネマ豊洲で観賞 中山美穂がTVに出まくって力の入ったプロモーション活動をしていたので、気にはなっていましたが、見に行くかどうかは迷っていました。 ただ、イ・ジェ..
Weblog: てんびんthe LIFE
Tracked: 2010-02-09 01:26

サヨナライツカ
Excerpt: サヨナライツカ’09:韓国 ◆ 監督: イ・ジェハン「私の頭の中の消しゴム」◆出演:中山美穂、西島秀俊、石田ゆり子、加藤雅也、マギー ◆STORY◆1975年、タイ・バンコク。航空会社のエリ..
Weblog: C'est joli〜ここちいい毎日を〜
Tracked: 2010-02-09 16:48

サヨナライツカ
Excerpt: 1975年、タイ。 イースタンエアラインズ社の若きエリート・東垣内(ひがしがいとう)豊は、婚約者・尋末(たづすえ)光子を東京に残したまま、バンコク支社に赴任してきた。 ある日、酒宴の席で一度会っただけ..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2010-02-09 21:54

サヨナライツカ
Excerpt: 公開中 イ・ジェハン監督     出演 中山美穂、西島秀俊、     石田ゆり子、マギー 他 新評価 4.0 90年代の往年のトレンディドラマを見るような、 すこし劣化した昼メロ路線とも言えそうだ..
Weblog: B-scale fan's log
Tracked: 2010-02-09 23:24

サヨナライツカ
Excerpt: 一生に一度の燃えるような愛を綴り、多くの男女の心を震わせたベストセラー「サヨナライツカ」。その25年にわたる壮大なラブストーリーを、日本でも興収30億円を超える大ヒットを記...
Weblog: やっぱり邦画好き…
Tracked: 2010-02-15 09:33

映画<サヨナライツカ>
Excerpt: いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない 孤独はもっとも裏切ることのない 友人の一人だと思うほうがよい 愛に怯える前に傘を買っておく必要がある・・・   こんな詩で始まる..
Weblog: 美味−BIMI−
Tracked: 2010-02-26 13:28

mini review 10476「サヨナライツカ」★★★☆☆☆☆☆☆☆
Excerpt: 愛されることがすべてと思っていた女性が、運命的な出会いを経て、愛することが本当の愛だと気付くラブストーリー。『私の頭の中の消しゴム』イ・ジェハン監督がメガホンを取り、監督から熱烈なラブコールを受けた中..
Weblog: サーカスな日々
Tracked: 2010-08-07 18:41

かなわない恋だとわかってた「サヨナライツカ」
Excerpt:
Weblog: Addict allcinema おすすめ映画レビュー
Tracked: 2014-10-06 21:38
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。