ブリッジ・オブ・スパイ


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ブリッジ・オブ・スパイ【DVD化お知らせメール】  [Blu-ray]

おみくじ評価:大吉

2016年3本目です。

【あらすじ】
アメリカとソ連が冷戦下だった1950〜60年代。
ソ連のスパイ・アベル(マーク・ライランス)の弁護人になったジェームズ・ドノヴァン(トム・ハンクス)は、スパイの弁護により、周囲から冷たい視線にさらされるも、誰にでも正当な裁判を受ける権利があると主張し、アベルの死刑を回避。
その数年後、アメリカ人乗組員のパワーズ(オースティン・ストウェル)がソ連で捕獲され、今度はパワーズとアベルの身柄交換の交渉役という大役を任されるのでした。

【レビュー】
この作品を見て一言。


弁護士って大変な仕事なんだなー


です。

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たとえ敵国のスパイでも「正義の味方」と言わんばかりに、弁護を全うする姿はとても立派なんですが、家族にも銃弾が飛ぶ危険な状態に陥っても、冷静に対応しなければならないので、率直にそう思いました。そういう難しい職業の役を演じたトム・ハンクスもそういう意味では見事でした。

また、アベル役だったライランスの、感情を表に出さずに沈黙を通す演技も見応えがあり、どんなスパイをしていたのかは定かではありませんでしたが、アベルの信念がドノヴァンの仕事に対する信念と繋がり、2人が沈黙の友情を交わして取引場所のグリーニケ橋で別れるシーンはとても印象的でした。

序盤はドキュメンタリーっぽい展開で淡々と進むストーリーのため、眠くなることもありましたが、サスペンスの要素が加わる後半は「ブリッジ・オブ・スパイ」という題名だけに、橋で双方の国のスパイを交換するシーンで何か起こるんじゃないか、誰かが発砲するんじゃないかと、ドキドキしながら鑑賞できました。

また、ドイツが東西に分かれていたり、ベルリンの壁の崩壊の時は僕はまだ幼かったため、ニュースでしか見ていませんでしたが、ああして作られているのかと勉強になり、そうした過去の歴史の内容もわかりやすく描かれていました。

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弁護士を引き受ける。

ソ連からのスパイのアベルの死刑を回避。

乗務員のパワーズと学生のプライアー(ウィル・ロジャー)がソ連と東ドイツにそれぞれ拘束。

1対2の人質交換取引に成功したことがアメリカでニュースになり、ドノヴァンは賞賛される。

ざっくばらんにまとめるとこんな感じですが、起承転結がしっかりしており、もやもや感も少ないドラマに出来上がっていました。

【最後に余談】
ドノヴァンが東ドイツで言との弁護士と交渉しようと、ソ連の大使館に向かう途中に若者数人にドノヴァンはコートを奪われるシーンがありましたが、字幕がなかったため、何と言ってるのかがわかりませんでした。緊迫感を伝えるためにあえて入れなかったのかと思われますが、個人的には字幕を入れてほしかったです・・・。

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の・ようなもの のようなもの


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の・ようなもの のようなもの (ムビチケオンライン券)

おみくじ評価:

2016年2本目です。

【あらすじ】
30歳で仕事を辞めて落語家に転身したものの、まったく成長が見られない出船亭志ん田(松山ケンイチ)。
ある日、志ん田は師匠の志ん米(尾藤イサオ)から、スポンサーである後援会長の斉藤(三田佳子)のご機嫌を取るため、かつて一門にいた兄弟子の志ん魚(伊藤克信)を探すよう頼まれ、志ん米の娘の夕美(北川景子)と一緒に志ん魚を探すのでした。

【レビュー】
この作品は1981年公開の「の・ようなもの」の続編で、伊藤克信や尾藤イサオなど、前作の主要キャストが全く同じ役柄で演じており、森田監督の作品に出演したことがある俳優さんたちが出ているのも特徴のひとつです。

この作品の主役は松山ケンイチですが、落語の演技がとても魅力的で、「ちょいと、ちょいと」としゃべり方を聞いているだけでも思わずくすっと笑ってしまうほどで、ど根性ガエルのヒロシを彷彿とさせるキャラが見事にはまっていました。
また、結婚を発表したばかりの北川景子はデニムの短パンや29歳とは思えないくらいセクシーだったり、ロデオマシーンに乗ってる姿は、テレビではなかなかお目にかかれないので、新鮮味のある演技をしていました。

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残念だった点をあえて言わせてもらうと、佐々木蔵之介や仲村トオル、鈴木京香など、森田監督の作品にかかわった俳優陣がこれでもかというほど出ていましたが、1シーンのみ友情出演的な立場で登場して驚きましたが、ワンシーンとは言わず、もっと見たかったです。とりわけ、笹野高史がキャバ嬢との合コンに志ん田を誘うシーンは笑えました。

ハリウッドのような大掛かりな演出やアクションがあるわけでもなく、かといって、つまらない映画でもない・・・。
そんな映画ではありますが、志ん田の誕生日を風呂場でケーキを出し、ケーキの上がローソクではなく線香だったり、所々で笑えるシーンがありました。
落語といったら笑点でしか見たことがありませんが、実際に寄席を見に行ってみたいなと思える作品でした。


【最後に余談】
伊藤克信を見ると、ズームイン朝のプロ野球情報を思い出してしまうのは僕だけでしょうか(笑)

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人生の約束


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人生の約束 (幻冬舎文庫)

おみくじ評価:中吉

2016年1本目です。

【あらすじ】
IT企業で社長をしている中原祐馬(竹野内豊)は、かつての親友・航平からの度重なる着信に不安を覚え、彼の故郷・四十物(あいもの)町を訪問。
しかし、航平はすでに亡くなっており、彼が生前に新湊曳山まつりをめぐって地元のために奔走していたことを知った中原は、資金と人手不足で手放した曳山を取り戻そうと奮闘するのでした。

【良かった点】
田舎ならではの人とのつながりがきれいに描かれていた作品でした。
都会の駅前周辺はマクドナルドやスターバックスなど、全国展開している飲食店ばかりのため、個人営業をしてるお店で住民を集めてわいわい盛り上がる姿は、新鮮に映りました。

また、都会では隣近所の人との交流があまりありませんが、田舎では住民との「繋がり」があってこそ、生活が成り立っているんだなと思いました。

中原祐馬を演じた竹野内豊は、ワンマン社長ぶりを演じていましたが、「立ち止まらなきゃ見えない景色だってあるんだ」という航平のセリフが非常に説得力がありました。

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自分の考えを押し付け、部下の意見にも耳を傾けず、会社の業績アップを重視するあまりに粉飾決算を見抜けなかった姿がその典型です。
自分で会社を作ったというプライドを守りたいのはわかりますが、どんな仕事でも自分ばかりで決めずに人の意見も聞こうと思えるシーンでした。

【残念だった点】
映画館内で見た予告編では、曳山の提灯に灯りがつく時に綺麗な曲が流れていましたが、本編では一切音楽が流れずに、ただ単に「いーやーさー」と曳山を押し続けるシーンで終わったのはもったいなかったように思えます。せめて、エンドロールにでも予告編で流れたBGMを流してほしかったです。

また、航平の声は出てたものの、顔は出ず、誰が演じたのかはわかりませんでしたが、そうする必要があったのでしょうか。

3年前に経営方針の違いで解任されたので、俳優を抜擢して、社内で口論になって解任される回想シーンを盛り込み、中原が航平に書いた「友よ」という手紙もネットで反響になって西町の人間の気持ちを揺るがせた内容なら、祐馬が全文をしゃべりながら、ワープロで打つシーンでも良かったのではないでしょうか。そうすれば、中原と航平の関係もより鮮明になったと思うんです。

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構成にはいろいろと疑問はあったものの、出演者の演技はとても素晴らしく、 「40代が人生の踊り場で、過去も未来も見える」という玄さん(西田敏行)のセリフは、30代の僕には「人生まだまだこれからなんだ」と言われているようにも感じました。

新湊の人たちの元気に曳山を曳いてる姿を見てると、本当に幸せって何だろう?仕事だけが全てじゃないかもと思えました。
新湊といえば、高校野球のイメージが強かったんですが、江戸時代から続く「新湊曳山まつり」を題材にした物語となっており、人と人の繋がりや絆を感じるヒューマンドラマになっています!!!

【最後に余談】
優香と小池栄子は僕が高校生の時は人気の巨乳グラビアアイドルで、この作品では角刈りだった江口洋介も、「ひとつ屋根の下」や「愛という名のもとに」の長髪のイメージがあり、どうしても当時の固定観念が払拭できませんでした(笑)

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