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おみくじ評価:大吉2010年22本目です。
【あらすじ】直接、社員に解雇を通達できない企業から委託され、社員のリストラ宣告を請け負っているライアン(ジョージ・クルーニー)。
彼は年間322日も出張し、航空会社のマイレージを1000万マイル貯め、機長のキャプテン・フィンチ(サム・エリオット)と会話をすることを目標とし、出張先で出会ったアレックス(ヴェラ・ファーミガ)とその場限りの情事を楽しむ毎日。
そんなある日、新入社員としてやってきたナタリー(アナ・ケンドリック)が、コスト節減のため、出張を全面廃止し、ネット上で解雇通告を行うという合理化案を提出。
さらに、ライアンはナタリーの教育係に指名されてしまうのでした。
【レビュー】この映画を見て思って一言…
自分の生き方って何なんだろう?ですね。

涙を流すような感動や強烈なインパクトはなかったものの、起承転結がしっかりしており、とても後味の良い終わり方になっています。
僕にとっては
「インビクタス/負けざる者たち」に並ぶくらい面白く感じました。「インビクタス/負けざる者たち」を“感動”できる面白さとするならば、この作品は“共感”できる面白さといったところでしょうか。ライアンの一言一言に思わずうなずいてしまい、2枚目の俳優なのに、3枚目っぽく振舞う演技がまた新鮮で、ジョージ・クルーニーの渋い演技が特に光っていたことがこの作品の大きな特徴と言えます。
出張先でアレックスと知り合い、その場でいきなり一夜を共にするといった展開は、唐突に感じる一方、アメリカっぽいなという印象を持ちますが、それよりも、アレックスの裸にエプロンを付けた姿が強烈でした。
36歳という年齢を全く感じさせないプロポーションに思わず仰天です(笑)
また、「トワイライト」シリーズでは、セリフの少ない「チョイ役」だったナタリー役のアナ・ケンドリックは、日本にもいそうな新入社員を上手に演じていました。
彼氏のためにこの仕事を選んだのに、あっさりとフラれ、子供のように、エーンと泣き叫び、ライアンに慰められるシーンはとても可愛らしかったですね。
恋人を持つことや、結婚願望に全く興味がなく、自分の仕事を淡々とこなし、1000万マイルを貯めることが目標のライアン。
そして、中学や大学の同級生(特に女子)が次々と結婚しても、それほど焦りを感じず、TOHOシネマズの1ヶ月間のフリーパスポートを獲得するのに必要な6000マイルを目標にして、映画を見続ける私、ミスターシネマ…。

「井の中の蛙」ではありませんが、興味のあることには積極的で知識も詳しい一方で、そうでないものには妙に冷めているライアンを見ていると、自分とだぶるものが多くあり、常にマイペースな生活を理想としている僕としては、とても「共感」できました(笑)
ただ、アレックスと一緒にいたいと、講演会を途中退出し、シカゴに行っては見たものの、アレックスには夫と子供がいて、アレックスにとって、ライアンは「余暇を埋める選択肢」にすぎず、そんなショックを抱えているときに、最悪のタイミングで目標としていた1000万マイルが到達…。
さらに、追い討ちをかけるかのように、ナタリーが解雇通告をした一人の女性が自殺し、そのショックからナタリーは退職願をメールで送信して、退職するなど、ライアンには衝撃的な出来事が立て続けに起こるわけですが、
自分の殻に閉じこもったままだと、自分自身もこうなってしまうのではないかと、変に危機感を持ってしまいました…。また、手荷物チェックを早く終わらせる方法や、マイレージの上手い貯め方など、頻繁に海外に行く人にとっては、参考になることも多いかと思いますし、これから結婚する予定の人や、人生の目標や目指しているものがあやふやな方には、うってつけの作品といえるのではないでしょうか。
<最後に余談>前述したとおり、僕はTOHOシネマズのフリーパスポートの獲得を目指しており、残り4400ポイントほどで、その目標が達成になりますが、「目標を達成した後はどうするんだろう」と自問してしまいました…。
そこで、TOHOシネマズのフリーパスポートを利用したことのある人に聞きたいのですが、利用後も普通にマイルを貯めたのでしょうか?
それとも、ポップコーンやドリンクの購入に「方向転換」したのでしょうか?もしよければ、教えてください!!
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